正義とは

2005年12月19日 日常
バイト後、空いた時間で録画してあったマジレンジャーを見た。久々に見るということで内容はさっぱりだったが、一先ず敵軍の中でも中々強い奴が来て、マジレンジャー+変な妖精をもってしても全く歯が立たない。そこに伸び悩みを見せていた味方らしきヒーロー・マジ社員。こいつは変な妖精からマジレッドから何か学べと言われており、レッドの何も考えず、まずは行動するという精神に気づき、颯爽と登場。サシで戦う。もちろん蛸殴り。しかし闇雲に火の玉攻撃をしていたら、相手は後頭部が弱いと分かり、後はそこを集中攻撃。一度は倒し、敵は巨大化。ロボット戦となるが、相手は相棒みたいな奴が出てきて、そいつが強い。マジイエローの言葉を借りれば
「こいつ動きが速すぎて付いていけねえ」
そこにマジレンジャーの父親登場。一緒に異次元空間に連れて行く。何故かロボが汽車であるマジ社員の方もピンチになるが、弱点をねっちこく攻撃。最後は捨て身のダイブで相手を捕まえて、後ろが空いた所もマジレンジャーロボが斬って、終わり。

さて、見終わった時、正義とは何かと考えさせられた。毎度のことだが、敵1vsヒーロー5という明らかな人数的有利が存在する戦隊もの。しかしこれでも全く歯が立たないとなると、このような中級の敵より強い奴が来たらどうするのか。敵とのレベルの差はもはやロナウジーニョとそこら辺の小学生との差より開いていると言っても良い。社員も卑劣である。弱点が分かった途端、そこのみを狙うという陰湿さ。正義ヒーロー?運が良いだけ。ロボット戦の2対1は卑怯の何者でもない。弱点さえ分かってしまえば、不意打ちで終わりである。敵も敵である。何故、人数的不利を作ってしまうのか。いち早く地球を征服したのではないのか?今残っている全軍を一堂に集まらせ攻撃すれば、人数的有利を作ることが出来、難なく地球征服が出来るだろう。まあ、そうすれば一話で終わってしまうので夢がないので、幼稚園くらいの子供の親から苦情が来るのは必須。正義が絶対に勝つという構図は仕方ないものがあるが、もうちょっと良い形で勝たないのかと嘆いてしまった。

さらにマジ兄弟はクリスマスでどんちゃん騒ぎ。こうしている内にも敵軍は綿密な計画を練っているだろう。地球を守ろうとする方と地球を征服しようとする方、どちらがマジメかは一目瞭然。しかも敵とのレベルが違いすぎるのに、何の努力もしない。別に正義が嫌いというわけではないが、地球のことをもっとマジメに考えて欲しいものである。

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