パッチギ!!

2005年12月27日 映画
いきなりだが、深夜番組で井筒監督が他映画を酷評してたので、ならお前の映画を見せておくれということで見た。

率直な感想で言うと、終わった後に胸が熱くなった。2時間だけど凄い短く感じた。引き込まれたということかな。前半は何これ?って雰囲気だったけど、後半は良かった。
でも涙流すまでは行かなかった。それは、あそこまで喧嘩する?やばくない?って若干引いた部分もあったからだ。さらに、関東圏に住んでる(舞台は京都)、そして年代的に合ってない(時代は1970年ごろ)からだと思う。

この映画の鍵となるのが、「イムジン河」という歌。北朝鮮と韓国の間を流れる河だが、今回の映画では京都の鴨川と被らせてるとこが上手い。で、途中からは朝鮮問題について考えさせられる。ネタバレは何となくしたくないので書かないが、坊さんの言葉→橋の上のところは考えさせられ、感動した。

この映画は良いか悪いか完全に分かれる映画。気分が悪くなる人もいるでしょう。なので絶対オススメではない。色々なシーンでやや朝鮮よりの部分もあったので、そこが難しい所。個人的には良かったかなと思う。最後に

「世界中どこにも歌っちゃいけない歌なんてありゃしねぇんだ!」

満足度★★★☆

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